
FXを始めたので、RSIとは何かを知りたい、どの様に利用するか知りたいという方のために、こちらの記事ではRSIの特徴や使い方について解説します。
RSIとは何?
RSIは基本的なインジケーターです。
RSI(相対力指数)というのは、直近の一定期間において終値ベースで上昇変動と下落変動のいずれの勢いが強いのか計測しようとするバロメーターで、計算方法は単純で上昇と下落の値幅の合計に対し、上昇値幅が何%あるのかを指し示します。
また、RSIというのは、オシレーターの中では個人投資家にも人気を博していて、メインとして買われすぎや売られすぎを見極める判断材料として利用されています。
RSIの見方
RSIの見方をチェックしましょう!
RSIは、50%を中心として0%から100%の範囲で移り変わり、上昇局面に入ると数値が50%以上で推移して、下降局面に入ると数値が50%以下で推移します。
通常、RSIが70%から80%以上であれば相場は買われすぎ、それに対してRSIが20~30%以下であれば相場は売られ過ぎであると見定められます。
RSIは一般的にいって14日を使う傾向が高く、保ちあい相場であったり穏やかなトレンドの相場で比較的機能します。
RSIの基本的な売買シグナル
RSIは70%から80%以上は買われすぎ(高値圏)、20%から30%以下は売られすぎと判断し、株価のボトムとピークを捉えることが出来ます。
逆張り的な売買シグナルとしまして、
- RSIが30%以下に下がった場合は、売られすぎの買い場
- RSIが70%以上まで上昇した場合は、買われすぎの売り場
という使用方法ができるような仕組みになっています。
しかしながら、RSIは、かなり強力なトレンドにおいては、買われすぎに見えるタイミングで売ってもそれ以降なお一層相場は上昇、売られ過ぎに見えるタイミングで買ってもその後さらに相場は下落するケースがあります。こちらは、ダイバージェンス現象と呼ばれています。
相場のトレンドの強さをチャートでチェックしてみて、逆張りの売買シグナルが有効であるかどうかをチェックしてみましょう。また、その他の指標と組み合わせて、使用することをお勧めします。
RSIの利用方法
RSIの最も簡単な利用方法
RSIを利用した判断でとりわけシンプルな方法は、70%~80%を買われ過ぎ、20%~30%を売られ過ぎのベースとして、相場の行き過ぎから反転が近いと見通す方法です。
わかりやすく言いましたら、
- RSIが70%~80%を超えてきた所で逆張りの売り
- 30%~20%を割り込んできた所で逆張りの買い
と判別します。
しかしながら、こちらの使い方のデメリットとして、RSIは元々値動きの強さを数値化する判断基準であるため、大きなトレンドが見られる値動きでの初動においてはトレンドの発生から初期の段階の時にRSIが急激に反応し、買われすぎ、売られ過ぎのレベルに滞留し続ける現象が発生します。
このようなケースでは、RSIを逆張りのシグナルとして売買を行なっても、相場はほとんど反転せず、ポジションが踏み上げられてしまうことになるのでお気を付け下さい。
ダイバージェンス
相場が新高値、新安値を付けたというにもかかわらず、RSIの方はその前後に高値、安値を更新出来なかった場合、相場転換の可能性を暗示するRSIのダイバージェンス・パターン(逆行現象)として重視されるポイントになります。
ある程度まで値段が変化を見せたことにより、ポジションの手仕舞いのための反対売買が増加したり、相場の天底が近いと見込んで逆張りの新規売買が増加することによる値幅の拡大が引き起こす現象で、トレンドの大転換のシグナルとなるケースがあります。
リバーサルシグナル
RSIの分析方法には、相場の反転を予想して、逆張りに利用する手法がよく知られていますが、トレンドの継続を暗示するシグナルとしてRSIのリバーサルシグナルが存在します。リバーサルシグナルは、隠れたダイバージェンスと称されることもある様に、ダイバージェンスと一緒で、値動きとRSIの逆行現象にスポットライトを当てます。
リバーサルシグナルは、上記で述べた通りトレンドの継続を教えてくれるシグナルで、上昇トレンドを例にすると、上昇トレンドの途中で値動きは押し目を形成したけれども、価格はトレンドの中で安値を更新せず、RSIの方のみがトレンド中の安値を更新。 下降トレンドではこれに対して、価格の高値とRSIの高値を対比させてリバーサルをチェックします。
もちろん、どんな風なテクニカル分析にもダマシがもたらされますが、RSIのリバーサルシグナルに関してはトレンド途中の押し目の判断に実効性のある分析手法として知れ渡っています。
まとめ 複数の指標と一緒にRSIからも相場を分析する
RSIは、その他のインジケーターと合わせて利用しましょう。
今回に関しては、オシレーター系のテクニカル分析指標であるRSIについて紹介しましたが、実際のところ、RSIは人気を集めている指標とは言えません。中にはRSIはあてにならないという人までいます。しかしながら、FXの売買は様々な指標を使ってトレードしていくことが欠かせません。
いくつもの分析方法から売買タイミングを決めた方が当然精度はアップしますので、RSIもその他の指標と合わせて利用するのがおすすめです。
そして、移動平均線、ボリンジャーバンド等々のトレンド系テクニカル分析などと一緒に、オシレーター系テクニカル分析であるRSIも活用できれば、これまで以上に高精度の分析が行えることは確実です。
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